EM生ごみ土の作り方、その1
(横浜「花の会」主催:山本美千子さんの場合)



1:古い土は細かい根っこなどもよくほぐして取り除き、フルイにかけてから新聞紙などに広げて日光消毒。
2:蓋のついた発砲スチロールの箱にEM生ごみ堆肥1/3、古い土を2/3を1〜2センチの厚さで交互に入れて蓋をする。箱の中の全体量は7〜8分目。
3:雨がかからないよう、厚手のビニール袋で覆って、日光が当たる場所で夏場は1週間。春・秋は2週間。冬場は3〜4週間程度置く。
4:箱の中が暖かく熱を持ってきたら、上下をかき混ぜ、空気を送り込む。(切り返し
(上の日数はあくまでも目安。熱を持ってきたら切り返す。)これを3回繰り返す。
山本さん曰く、2回目の切り返しで大体生ごみの形が無くなると言うのだが、私の場合ずっといつまでも生ごみの形跡が残っていたりするのはやはり、生ごみ堆肥作りがそもそもうまくいってない証拠。
EMセラミックスパウダーの「テラ」を少量入れて発酵促進させた。
5:2日間広げてよく日光にさらす(さらさらの土になる)。EM生ごみ土の出来上がり
リンゴの入っていた発砲スチロール(蓋つき)を八百屋さんからいただいて来た。
40×47cmと、かなりの大きさ。
古い土がそんなに無いので、黒土を購入。
白く見えるのは放線菌。(?!)
糸状菌との区別は私には分からない(゜゜)\
要するに白い菌が出ているのは、発酵が進んでいる証拠のよう。
アイスクリームケーキの入っていた、蓋つき発砲スチロールにも作ってみた。
いつまでも生ごみの形をとどめていて、どうも失敗だったよう。
左のりんごの箱とも、ナスやキュウリ、トマトの土にしたもの。
生ごみは面倒でもなるべく小さく、厚い物は薄く、新鮮な物、そして水に濡らす前のもの、もしくは水切りを十分にしたものと、まるで料理を作るみたいに、心配りが大切なようだ。
山本さんが『ごみ』とは言いたくないと言うのは、こういうことか。
EM生ごみ土の利用法《EM生ごみ土+土(畑の土、鹿沼土、再利用の土など)の割合》
EM生ごみ土を元肥として使う:作物(花)によって、EM生ごみ土の量を加減
小松菜、ホウレンソウなど生育期間の短いものは
土(70%)+EM生ごみ土(30%)
トマト、ナス、キュウリなど生育期間の長いものは

土(70%)+EM生ごみ土(70%)
コスモス、なでしこ、さくら草など野草に近いものは
古い土(60%)+EM生ごみ土(10%)+腐葉土(30%
サフィニア、ペチュニア、パンジーなど長く咲くものは
腐葉土(20%)+EN生ごみ土(80%)
EM生ごみ土を追肥として使う
作物の肥料切れの場合、EM生ごみ土を作物(花)の根本に追肥する。
育苗用の土として利用
白菜、キャベツなどの苗づくりをつる場合
土(90%)+EM生ごみ土(10%)
播種の床づくりに。その後、移植用の土としても使うことができる。
Eco Pure28・29号より


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